会話レッスンをなぜ楽しめないのか?
今日もまたわたくし事。
11月、クラス分けのレベルダウンをし、ウィークデイのみ1日1レッスンのペースで1カ月の英会話レッスンが終わろうとしている。
レベルダウンしたことにより、余裕をもって先生の話す言葉に集中できる。他の人に迷惑をかけていないか、と焦らないで自分の言葉を紡げる。ストレスはぐんと減った。…が、一向にたのしくならない。苦痛でさえある。
なぜだ?なぜだ!?
相変わらず、先生の言っていることが思うように入ってこない日がある。何一つまともに英語を発せない時がある。語彙力のなさはもちろん了解しているので、それが原因か?とも思う。
が、ある日のレッスン。私の他に40代と60代のビジネスマン2人。話題は、「新聞等、メディアの意義」的な話題へと発展した。俄然、面白い。難しい単語がたくさん出てきたが、話がおもしろいので、聞き取れないものについては、すかさず質問し、話題を先へすすめたいという強い思いが湧きあがる。つたないながらも、英語での会話を楽しめた。
これか!
英会話教室というのは、会話を中心にレッスンが進むのに、その中心に置かれる”話題”については、講師次第、成行き次第、である。ほぼ、毎回「週末はどう過ごしましたか」「昨日はどんな一日でしたか」で始まる。スタートから萎える。あぁ、また、何も言う事がない。
ようやく絞り出した”昨日の出来事”から、その日の話が広がる。生徒からどのような話題が提供されても、クラスを仕切る先生の知識や経験を越えることはなく、ある程度クラスを経験すると、その先生の度量が見えてくる。プライベートレッスンならば、話題を生徒側から掘り下げることも可能だけれど、グループレッスンとなると、周りに気を使い、当たり障りのない範囲で会話が終始する。つまらない。
英語は「ことば」なので、聞きたい、言いたいという欲求がわかなければ出てこないのだ。
なので、いくら格安でも、グループレッスンというのは、相当自分勝手な性格でないと効果は薄いように思われる。英会話レッスンを受けるならば、プライベートレッスンがおすすめである。もちろん、耳慣れ、話慣れの段階においてはグループレッスンも大いに役に立つ。
あらためて、英語学習はことばの学習であり、ことばは何かを伝え、伝えられてこそなんぼである。語りたい何かがあってこそ豊かに広がっていく。英語学習と並行し、様々な経験を増やしていくことが必要であり、また、気の利いたことばを言いたければ、母国語力も重要であるということもつけ加えたい。