いい仕事をしたい
最近、会社の近所の美容院がお気に入りでここ数回お世話になっている。
「カットのために1時間を用意する。」というのが彼の決め事で、お客さんの要望にしっかりと耳を傾け、スタイルを提案し、最終的に双方納得した形でカットを開始する。双方にとって最高の結果を得るために、これだけの時間を取る。
彼が独立する前に勤めていた店では「40分で切る」というルールでやっていた。そして、派遣で経験した「20分カット」。これらの経験が、オーナーとなった今のカットに1時間かけるという方針のもとになった。
ひとりのお客様に1時間かけるよりも40分、40分かけるよりも20分の方が、当然売り上げは上がる。が、彼は1時間かけるほうを選択した。
「そんな、儲けなくてもいいかなって。まわっていけばいいんじゃないのかなって。やっぱり、20分は20分、40分は40分なりのカットなんですよね。」
美容院でも、病院でも、はたまた我々のような塾にしても、技術料のような目に見えないものが料金になっているところは、オーナーの心意気というか、考え方というか、お客様に対する思いというか、そういうものがしっかりと感じられるところが一番であると思う。
「お客様に喜んでもらえて、自分たち(技術提供側)も満足する。」ということを基本に置いているところは、意外と料金もリーゾナブルなのである。
コア英語教室の中学生クラスも2時間☓45回授業で12,000円☓12=144,000円。時間あたり1,600円と、専門教室とは思えない安さである。(入会金、教材費、消費税、管理費は計算に含まれておりません。)