小学生の英検上位級受験

2020年10月2日

英検熱がすごいですね。小学生のうちから英検を受験させる熱心な親御さんもいらっしゃいますが、各級の受験推奨目安をご存じでしょうか。

5級…中学初級程度
4級…中学中級程度
3級…中学卒業程度
準2級…高校中級程度
2級…高校卒業程度

さて、小学生たちが、さらには幼児たちが中学、高校レベルの英語試験にチャレンジします。

今どきは、早くから英語を習っている子どもも多く、また小学校でも英語授業が始まっていますので、英検にチャレンジすること自体は、何の問題ないことだと思います。

ただ、英検上位級になってくると、「問題の英語が訳せても、日本語の内容が理解できない」ということは大いにありえます。さて、今度は英検各級の出題目安を簡単に見ていきましょう。

5級…家族のこと、趣味やスポーツなど身近な話題…
4級…身近なトピックを題材とした読解問題…
3級…筆記試験の題材は、海外の文化など…
準2級…教育や科学などを題材とした長文の…
2級…医療やテクノロジーなど社会性のある英文読解…

小学生に最適な出題目安は何級までだと思われますか?

コアに小学4年生から来てくれている子どもたちを想像すると…4級くらいまでがちょうどよいのではないかと考えます。4級も、…身近なトピック…とありますが、受験推奨目安が中学生なのですから、その対象は中学生です。それは小学生にとっては”身近”ではないかもしれません。

コア英語教室 天満校の小学6年生が今回英検準2級を受験します。コア英語教室の他にも”英検対策塾”に行っています。小学5年生で3級に合格し、準2級は今回で3回目の挑戦です。

コア英語教室では成長の段階と英語力を按配し、子どもたちに英検受験を案内しますが、ご家庭によっては「英検級取得」を学習のポイントに据えているところもありますので、そこを教室側から意見することはありません。

昨日の授業で、その子が本音をチラリ…

あぁぁ……リスニングはいいねんけどなぁ…あぁぁ…この長文みたらあくびがでる…ぜんっぜんわからん、なに言うてるか全然わからんし!

体と心の成長、その他の知識の自然な蓄積の曲線にそって、英検受験を考えていきたいですね。