「英単語を読める」は基本中の基本

2020年10月1日

中学、または高校に入ってから、低迷する英語をどうにかしたいと、伊丹市西野教室、また天満校へやってこられる生徒さんのほとんどが、英単語を正しい音声で言えません。なじみのある英単語は、なんとか、曲がりなりにも英語読みになりますが、単語集を開いて「全部読んでごらん。」と言うと、そのほとんどがでたらめ、または、まったく音声にできず10個も読まないうちに、とまってしまうのです。

このような状態で、英語長文をスラスラ読めるでしょうか。リスニング問題を解けるのでしょうか。

答えは、もちろん、NO!です。文法もきちんと押さえたい、長文を訳す「語順訳」の練習もしっかりしたい、リスニングも強化したい、もちろん、英単語の意味も覚えさせたい…やりたいことは目白押しなのですが、何よりも先に、英単語を正しい音声で読めることをはじめなければなりません。

ものすごく、時間がかかります。たかが、単語の読みに、です。

多くの生徒が、この、たいそう時間のかかる、どちらかというと退屈な作業をすっとばし、「やった感」満載の問題集を解き、英単語の意味を無理やり暗記し、その場しのぎの定期テスト、70点~80点を手に入れます。(80点とれれば、まぁ、いいと言えば、いいのですが…砂上の楼閣…かも。)

しかし、いくら定期テストを繰り返しても、英単語は一向に読めるようになっていませんので、毎回、毎回、苦しくて面白味のない暗記作業に終始してしまいます。英語に暗記作業がないわけではありませんが、どうせやるなら、やればやるほど興味をもて、やればやるほど楽しめ、そしてやればやるほど成績を上げられるようになりたいですよね。

それならば、「英単語を読める」という壁を突破しなくてはなりません。なんとしても、です。必須なのです。避けては通れません。

伊丹市西野教室に通う生徒さんは全員、単語の読みから入ります。英単語がそこそこ読める生徒さんは、単語発音+意味のタイムトライアルに挑戦します。が、フォニックスの知識が皆無の新規生徒さんについては、ある程度のフォニックスルールを伝えながら、1900単語を読めるを目標に、まずは頑張ります。もちろん、音声学習を助けてくれるCD音声も準備しています。

フォニックス知識がゼロの生徒さんと単語をスタートするとき、また、少し進んだ頃にはいつも、「ほんとに、読めるようになってくれるのだろうか」と必ず不安になります。いや、ほんとに。それほど、読めていないのです。時間がかかるのです。せめて、「読めるようになるまでCDをしっかり聞くぞ!」と熱い志をもってやってくれればよいのですが、多くの生徒さんが、そこまで自宅学習を徹底できません。

それでも、根気よく、根気よく、1ページ、そしてまた1ページと進めていくうちに…必ず、読めるようになるのです。その期間は、6か月以上かかる場合がほとんどです。

えー!?6か月もかけて単語読み?!

いや、ほんとそうですよね。その焦りは講師が一番感じています。ですが、このあとにまっているのは学習の加速です。我慢して我慢して基礎積みすれば、あとが楽です。これは、ほんとうに、伊丹市西野教室に来てくれた生徒さん全員に言えてるのですが、

加速します!

どんどん、できるようになってゆきます。そして、「できるようになってきてる!」という感覚は生徒側にも芽生えますので、学習が苦しみではなくなってくるのです。自分から英語に取り組もうと思えるようになるのです。

高1の秋に入り、今、高3の夏前となる生徒さん、そして、中1の秋に入り、今、中3となる生徒さん。それぞれ、高3の生徒さんは今回の英検2級に挑戦し中3の生徒さんは秋の3級に挑戦します。入会当初、これらの級は彼らにとって「高望み」の位置にありましたが、いまでは手の届くところまで来ています。

あぁ、ほんとに成長したなぁ、と思う瞬間が幾度となくあり、ほんとうにうれしいことです。日々の指導の糧となります。

時間のある、中1、高1での入会はやはり有利です。じっくり、コアで学びなおしてみませんか?