大事なことの徹底

2020年10月1日

ピョンチャン五輪での日本選手の活躍、すごかったですね。メダルを取った選手も、そうでない選手も、地道な努力があってこその、五輪という大舞台。日々、大事なことを徹底したからこそ、本番を迎えられたのでしょう。選手たちにとって”大事なこと”といえば、外国の体格に恵まれた選手に競り勝てるだけの体力をつけることだったり、大舞台でプレッシャーに負けない精神力をつけることだったり。その”大事なこと”に向かって、ただひたすらに高みを目指していく。たぶん、到達点などはなく、ひたすら自分の理想とするものへと、確実に向かっていく。それが徹底されるから「一流」と呼ばれるようになる…

さて、いつものように、英語学習へと話が進むのですが(笑)

英語学習を効果的に進めるうえで大切なこと。

音読練習、構文把握、単語力の強化…他にも色々上げればきりがないですね。さらに、音読はこんな音読方法がいいとか、構文暗記は欠かせないとか、単語力をつけるならこの1冊、とか…学習法は無数にあるわけです。方法を一つ拾い上げては、「これもダメ」「あれもダメ」ということが多いのですが、さて、どれほど、「あれ」や「これ」を徹底してやってみたのでしょうか。

中学生の指導の際、学んだ箇所の英文の暗唱を翌週の課題として与えています。少し前までは、”暗唱”という課題は「音読の”徹底”」に近い意味をもっていました。しかし、聞いていて心地よくない暗唱を聞いたり、手振りを入れて、覚えた英語を絞り出すように暗唱する生徒の姿を見て、これは”徹底”とは程遠いものだ、と思いました。形だけではだめなのです。

生徒に、様々な学習を”徹底”させる方法は、そう簡単には見つかりませんが、「何事も徹底させる事」に指導の軸を置いておかないと生徒が本当に英語と向き合い、英語学習を楽しめるようにはならないと感じています。
先生も日々進化しなくてはなりません。(当然ですね!