こつこつ音読

2020年10月1日

子どもの英語力。
英語力に限らず、”成長”というのは少しずつだなぁと、当たり前のことなのに、あらためて思いなおす。
5月5日に毎年子どもの身長を柱に記している。昨年はあまり伸びなかったが、今年は2cmほど伸びていた。「今日は0.1cmのびたね!」なんて気づかないけれど、1年経てばぐいーっと伸びている。
小学生から高校生まで、コア英語教室で教えている生徒たちをみていても、これと同じことが言える。日々の成長はわかりにくい。やはり、半年、一年たったころに「変わってきたな」としみじみ感じる。その間は、生徒も先生も我慢の日々。ひたすら課題をこなし、課題に向き合わせ、単調な日々が続く。信じてやり続けた人だけが次のステージへと登れる。生徒も先生も、かすかな変化を感じとれる。「英語の音読が楽しくなってきた」「英語の音読がなめらかになってきた」
双方がそう感じだすと、成績も徐々に上がりだす。付け焼刃の成績対策ではないので、成績が上がりだすとともに英語が好きになり、得意科目へとかわっていく。
ただ、生徒のだれもが同じ道筋をたどるわけではない。音声学習を全く経験せずに、中学英語で迷ってしまった子は、音声を受け入れるまでに相当時間がかかる。音声学習の壁は経験年数だけではない。日本語での口数が少ない子どもさんも、やはりこの傾向が強いように思う。
どんな状況であっても、「英語を英語らしく読める」ことなしに、英語力は上がらない。どんなに時間がかかっても、ここを突破させるのが先生の腕のみせどころである。正直、なかなか読めるようにならない生徒さんに対しては、問題集に走りたくなるが、我慢である。
英語の音声学習がうまくいきだすと、英語学習はほんとうに楽になる。
みんな、信じてついてきてねーー