「英語ができない」って?(2)
「なにができないのか」を見極めるのは難しい。
本当に難しい。
ここを見誤ると、
生徒はしんどいばかりで成果が得られず、
先生はいつまでたってもできるようにならない生徒を前にイライラがつのる。
私などはまだまだ経験が浅く、「できない」パターンをいくつも体験しているわけではない。
先日、新しい「できない」に出会った。
表面的には”それなりに”できている。
言われたことも理解している”よう”だ。
ここまではよくあるパターン。
音読を重ねると、変化していく…と思われた。
が、一向に読みがうまくならない。
心が乗ってこない…
そう、
心が乗ってこないパターン。
しかも、重度。
宿題をさぼっているわけではない。
音読の課題もやっているという。
4か月が経ち、変化の見えない生徒に、
「自分がやっている課題は、何のためにやってると思う」と聞くと、首をかしげる。
えーーーーー汗
色々と質問してみると、
・コアに来てやることが増えてしんどい。
・授業で習わない単語が出てくるのでしんどい。
・やれと言われたことしかできない。
・上を目指せない。
など、心が…英語に向かっていない…涙
「できるようにならなくて、くやしくないの?」との問いに、
自分ができることができないのは悔しいけれど、
英語はずっとできないから何も感じない
そうかぁ…
まずは、今やってることを
楽しいことにしなければ、
そして、彼女にとって意味のあることに。
英語との出会いの段階に戻って、「英語キライ!」のスタート時点にもどってやり直すしかない。
「英語って、ほんとうは楽しい!」と感じられるまで、じっくりと取り組みたい。時間はかかっても、どこかで、彼女の苦痛はなくなるはず。
再スタート!