じわじわと、見えない力が育まれる!!
夙川校で指導している中高一貫校の中3生。どうにもこうにも英語が嫌い、な状態で今年の2月に入会。
他の生徒さんと同様、音読、語順訳、作文を続けてきたけれど、一向に英語に気持ちを開く様子が見られない。
私の仕事は「英語と向き合わせること」なので、生徒さんのこの様子は、なんとも自分が不甲斐なく、どうするべきかと様々思案していた。
よし!
小学生(4~6年生)が使う物語テキストに変更しよう!そして、嫌いな英語に課題(テスト)を課したら、好きになるきっかけを摘んでしまうかもしれない、と”読みのチェック(テスト)”もやめて、5月の後半から授業の内容を切り替えた。
「急に楽しく勉強し始めた!」などという劇的な変化はないけれど、訳をするのは楽しそうだ。なにせ、物語なので、訳をするだけで文句なしに、その世界へ引き込んでくれる。
お、いい感じ、いい感じ。
と、物語を初めて3回目の授業で、生徒さんが中間の英語のテストが過去最高の93点だったと言ってくれた。
どうやら、嫌々にでもやっていた音読練習と語順訳練習はじわじわと効き始めていたようだ。で、なければ、この中3の時期にテストの点数が上がるということは考えられない。通常、英語嫌い(わからない)の生徒の英語の成績は、中2の後半から中3と、どんどん下がっていくのが常である。
物語英語で、ますます加速するはず。間違いない。がんばれ!
(小学生向け物語教材と言えども、その内容は決して幼稚ではなく、中1~中3またはそれ以上の文法事項も含まれた自然な英文です。)