英検熱2

2020年10月2日

天満校は英検準会場受験ができるのですが、ここ最近、外部からの申込みが急激に増加している。それも、多くが小学低学年生の上位級受験である。ここ10年間で小学生の英検志願者が急激に増え、特に低学年ほど増加率が高い。そして、上位級での志願者の増加が顕著なようだ。

小学1年生で準2級や2級を受験する。

すごいなぁ~と感心する一方、小学1年生でテクノロジーや環境のことが書かれた英文の言わんとしていることが理解できるのだろうか、と疑問にも思う。物(問題)によっては、おとなでも「へぇ~、そうなんだ、知らなんだ~」という内容があったりするのに、受験した子どもたちは、「うん、うん、そうだよね。そこが問題なんだ。」とか「へぇ~、そうなんだ。もっと資源を大切にしなきゃ。」などと、問題の英文に心が動かされているのだろうか…。

そりゃ、すごい天才だ!

という場合もまれにあるとは思うけれど、多くの受験者が英検対策塾などで問題の攻略パターンを学び試験にのぞんでいると考えられる。何級を受験しようが、受験者の自由だけれど、ま、これだけは言いたい。

子どもは英語(試験)を楽しんでいるのか?!

「え、なにこれ?」「そういうことね。」「楽しい!」「できた!」

つまり、疑問発生→調べて納得→まはって繰り返し→達成→次の疑問…のくりかえし、積み重ねが、子どもの学習意欲を膨らませ、継続させるのだと思うのだが、小1の英検2級受験からは、この流れがどうにも想像できない。子どもの体と心の成長に合わせた課題を与え続けることが、最終的に自ら学べる人を作るのだと、私は思うのだが、、、世の熱心な親御さんたちはそこをしっかり見極めているのだろうか…やや疑問である。

コア英語教室天満校の小5生はこの秋、英検5級に挑戦予定。少し前からリスニング問題に挑戦しているが、まぁ、それはそれは楽しそうなこと!解答音声の中に、明らかに間違いだとわかるものには「なんでやねん!(笑)」と突っ込み、難しめの問題には、姿勢を正し、2回目の音声を1回目より真剣な表情で聞こうとする。彼らは、英検を受験することを楽しみにしているのだ。

あわてず、あせらず、子どもたちを見守りながら、先の楽しみを見せていきたいと、子どもたちの生き生きした取り組みをみていると、強く思う。

結構、同じような記事をたびたび書いています。代わりばえせずすみません汗。

小学生の英検上位級受験
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