本当のことは一部の人だけが知っている

2020年9月9日

「TOEIC亡国論/著者:猪浦道夫/集英社新書」
昨日から読み始めた。
書籍の帯には
・この試験に振り回されるな!
・あなたの英語がダメになる!
・中高年こそ英語は上達する!
・本当に役立つ学習法を伝授
と、ちょっぴり過激な文言が並ぶ。
この本の前に読んだのは、
「日本語力と英語力/共著者:斉藤孝、斉藤兆史/中公新書ラクレ」
いずれの本も、言おうとしていることは(私的解釈)、
英語学習ってのは、もっと地味で劇的でなくて、
短期的でなくて長期的で、
もっている国語力以上英語力はありえなくて、
最近の日本人の国語力の低下は危機的で、
英語より国語だろっ!と、心の中で思い、
早期英語教育は日本に居ながら、
英語のできない両親の元では安易ではなく、
「英語ができる」とは何をもってそう言い切れるのか、
非常に曖昧なんだよね~
各検定試験を「英語ができる」基準に据えるのはいかがなものか?
という感じである。
ほんと!ほんと!
と、大きくうなずくのだけれど、
こういう意見は全く表には出てこない。
一部の、”英語を学ぶとは、習得するとは”について
真剣に考えている人の中でだけで
終始してしまう。
なんでだろう、ほんとうのこと言っているのに。
なんで、クローズアップされないのか、不思議でしょうがない。
東大、京大は外部試験入れないでくれ~と、思う今日この頃である。