語順訳もりっぱな文法学習です!
8月が終わろうとしている。
この夏も、いくつかの体験レッスンと夏期講習を受け持った。
体験レッスンであろうが、夏期講習であろうが、私の伝えたいことはいつも同じ。
”英語学習は、音が一番目”
という、頑ななまでのスタンスで進めるので、自分でも「英語音読教の信者か!」と突っ込みたくなるほど。それでも、音のたまりの無いところでは英語学習はスムーズに進まないことは目に見えているので、正直に伝える。が、非常に、営業力に乏しい。
はっきり言って、高校生の体験者の多くをこれのせいで逃している。
「やっぱり英語は文法を教えてもらわないとねぇ。」
と、こうくる。
教えられて身につくのなら、学校の授業で理解できているはず。どんなに文法力のある英語の先生に指導されようが、文法の基本の基本、「英語の語順」「英語の品詞」「文型」がわかっていなければ、どうにも理解は進まない。
ある程度まとまった分量の英文(英語の作品)を英語の語順に従い、主語、動詞を押さえながら訳していくコア式語順訳。これで得られる力が、先々の複雑な文法事項の大きな支えになる。絶対である。もちろん、学んだ英文には音が伴っている。
これらも、れっきとした文法学習である。ここがなかなか伝わらない。歯がゆいところだ。
高校の総合英語に登場する英文法。この強敵に挑むには、まずは、疑問に出会うたびに自らでページを開き、問題を解決するという繰り返し。そして、そういうことを繰り返していると「文法って必要だな」という感覚が芽生る。そのときから、Next Stageなどの文法問題集に一から取り組む、という方法が、一番自然で楽である。
教えられて身につくことはごく少量である。自らが目覚めた時からが勝負だ。