1浪、京大不合格をふりかえって

2020年10月5日

1浪し、あこがれの京都大学合格を目指したが、9点差で不合格となった。
わずか9点!…ではない。最難関国立大学志望者の1点差の中にはものすごい数の”生まれながらの天才””努力の天才”が詰まっている。1点差がすべてなのである。9点差など、はっきり言ってお話にならない。
けれど、現役挑戦時、合格点から47点も点差があったことを思えば、9点差も「あっぱれ!」と、言いたいところである。
現役挑戦時の反省点満載!→京大不合格に学ぶ
1、Z会のみ
2、公民館とネットカフェ、貸自習室
3、予備校へ行った浪人生との情報交換
以上のみ、”宅浪”でこれだけ頑張れたことは、彼の一生の宝になることだろう。けれど、彼自身は「もう2度とやりたくない。」「2浪はありえない。」と、まさに背水の陣であった。
ほんとうに、孤独で、過酷な1年だったと思う。
まずは、現役時、足をひっぱった「数学」に全力で取り組んだ。地域では上位偏差値の公立高校から京大に現役合格した友人から、「フォーカスゴールド」という参考書問題集を譲り受け、基礎問題から取り組んだ。とにかく基礎から。
”苦手で得点できない”ということは、10中8、9、基礎が揺らいでいる。それは数学に限らない。英語も同じである。伸びない子は、たいてい、中学文法からそして、英語音声の基礎からやり直すのが遠そうで近道なのである。
そのフォーカスゴールドを完全2周し、この1周、2周で解けなかったものは、さらに何周も、解答できるようになるまで取り組んだ。
ま、…かと言って、数学が劇的に伸びたかというとそうでもないが、一応あがった。が、最後まで、”数学苦手”が足をひっぱり、不合格の1要因となった。”苦手”をかかえたままでの難関校の合格はやはり難しかった。数学に関しては相性が悪いとしか言いようがない。
そして、センター試験点数。ここが合否の分かれ道だった。合計点で87%。苦手の数学と、得意の国語を落とした。
「センター国語は、国語じゃありませんから!」
高校時代の恩師(国語教諭)が常々言っていた言葉が、彼にも最後まで影響をあたえた。二次の記述国語は20点上がったので、決して手抜きをしたのではないと彼は言う。最後にセンター試験”対策”をして、出題者の意図する答えに導く練習をする必要があったのかもしれない。
結論。難関校を目指すなら、
・センターは最低でも9割。9割5分以上が望ましい。
・苦手は命とり。
・苦境をわかり合える(話合える)友(ライバルでもある)
特に浪人生は、同等レベルの志望校をもつ、境遇を同じにする友人は必須。彼は精神的にずいぶんと助けられていたよう。
ま、あたりまえだが、学習に関しては、とにかく基礎。基礎。基礎亡き者は合格の道遠し。
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