最低6か月間は、がんばってみる
英語を習いに来たのに、英語を教えてもらっている感じがない。毎回毎回、「CDを聞くこと」「読み練習すること」が最大の課題で、授業でチェックされるのは読みばかり。宿題は10問程度の英作文、授業ではこれを答え合わせするだけ。答え合わせも、また英語を読まされて…。
と、ある時期までは「こんなんで英語の点数が上がるのか。」「英語ができるようになるのか。」と半信半疑のままわけがわからず、先生の言いなりで課題をこなす。この期間は、子どもの心が、やっていることに納得していないので、どこか先生との距離があり、よそよそしい感じすらする。私もここで折れてしまいそうになる時もある。(決して折れないけれどね😃)
この、少しばかり重苦しい空気を耐え抜くと、「あれ?空気かわった。」と思う時期が来る。多くの生徒が6か月から8か月を過ぎたあたりからだ。生徒の心がこちらに向き出す。英語の読みに対して「なに、この練習、意味不明!」的な反抗的な態度から、より上手に、より英語らしく、詰まると悔しい、という積極的な態度が見えだす。ここまでくれば随分と英語学習は楽になる。楽になっているはず。
もちろん、英語学習には、単語学習や文法学習も付いてまわるので、読めればよいというものでは決してないが、音読に対して前向きに取り組めるようになると、他の学習も必ずスムーズに進む。理解も早くなる。
昨日の授業、夙川校の中3生の空気が変わったのを感じた。過去の授業で何度も、「英語、そろそろ好きになれそうな気がしてきた?」と聞いていたが、いつも決まって首をかしげ、”よくわからない”という煮え切らない顔をして答えをかわしていた。が、昨日は違った。…「まぁね」…照れたような表情。英語学習に明りが見えだしたに違いない。ここからが本番。彼女の伸びに期待したい。