中2生、英検3級に合格

2020年10月1日

伊丹市西野教室の中学2年生の生徒さんが2018年第2回英検で3級に合格!おめでとう!
この生徒さんは常々「リスニングが思うように伸びない」と言っており、今回の一次試験のあとも「リスニングが全然だめでした」と自信のない様子でしたが結果は合格(G3+3)。リーディング、リスニング、ライティングの3つのバランスが良く取れた得点率であり、中2での合格ですので、このあたりでも十分だと思います。
しかし、このお子さんとのやりとりでは少し心配なことがありました。
リスニングが思うように伸びないと悩む彼女に、「毎日、CD聞いてる?毎日、英語を声に出して読んでる?」と質問してみると、意外にも首を横に降る。“毎日”はやっていない、と。
(あらら?リスニングを伸ばしたいのに?…)
彼女は、与えられた音読の課題をきちんとこなしています。けれども、“課題に合格するため”の読み練習”に終わってしまっているよう。コアに入って一年が過ぎた彼女。課題に合格するためだけの読み練習なら楽勝で終わってしまうでしょう。
“もっと英語らしく”
”もっと感情をこめて”
”もっと意味理解をともなって”
どんどん深く、積極的に、読み練習を進めていければ、さらにリスニング力はアップしていくにちがいありません。
”もっと…”と追い求めると、読み練習の時間は課題クリアのための読みの何倍も、何十倍も必要にもなりますが、そこへ自分の気持ちをもっていけるかがどうかが、この先の高校生からの伸びに大きく影響してくるでしょう。
私も今後、慎重に、的確に声掛けをしなくてはいけません。
シャドーイングなどで課題に合格できるレベルの音読ができるようになったら、次は、同じ英文を「CD音源なしで」「英文の意味を理解しながら」CDと同じスピード、同じ抑揚で読めるまで練習。CD音源がなくなった途端、英語らしく読めなくなりますが、そこをがんばる。そこまで練習を重ねたのち、その英文を暗唱できるまでにすれば、リスニング力は必ず上がっていきます。