何を使うか、なぜ使うか

2020年9月9日

コア英語教室は小学生向け、中学生向け、高校生向けの、それぞれにオリジナルの教材をもっている。
小学生には英語物語教材、中学、高校生には歴史的エピソードや環境問題などのショートストーリーが入った教材…などなど、一応、学年の目安はある。
しかし、中学生だから英語物語教材は絶対にやりません!かというとそうではなく、子どもさんの躓きや特性、興味に応じて、何年生になろうと、物語教材を中学生や高校生の生徒さんにやらせる先生もいる。
私も先日入会の高校1年生の生徒さんへの最初の音読教材として、物語教材を選んだ。高校生にしては簡単すぎる文章もでてくるが、関係代名詞やwant A to doのような文も出てくる。全体として決してやさしいわけではない。
物語教材は、こどもでも、おとなでも、自然にストーリーの中に入っていけるという大きなメリットがある。英語を学ぶ以前の問題。訳をすることで、その場面を自然と想像でき、想像(日本語)の世界と文字でつづられた(英語)の世界を無理なくつないでくれる。文字で書かれた世界と、英語の音の世界をつなぐにも、この想像の力は大きな助けになる。
英語が苦手、大嫌いになった生徒さんには、やんわりと英語の世界を経験してもらいながら、英語ってもっと興味深いものだよ~と伝えたい。なので、私のクラスでは物語教材でスタートする生徒さんがけっこういる。
英語物語教材でスタートしたばかりの高1生、そして、半年ほどかけて物語作品(現在3作品目に突入)に取り組んでいる中3生が、どのように変化してくれるか…楽しみでもあり、また、目が離せない案件でもある。