映画「杉原千畝」を見ました
試写会のチケットを生徒さんから譲り受け鑑賞してまいりました。
生徒さんは、杉原千畝さんのことを学生時代に本で知り、是非映画を見てみたいとのことで試写会に多数応募していたのだそう。
いただいた私は、不謹慎ながら「行くのどうしようかなぁ」と最後まで渋りつつ、「こういう難しそうなのもたまにはいいか」と思い腰を上げて上映会場へでかけました。
見てよかった!
感動したー!よかったわ~~♪めっちゃ、どきどき!!
というよさではなく、歴史の一場面を知ることができた感動というか喜び、というか…今まで感じたことのない類の感情変化でした。
上映時間139分と長めの映画でしたが、ひきつけられたまま最後まで見ることができました。
杉原千畝を演じたのは唐沢寿明さん。
なんと、セリフの訳6割が英語!とても流暢にしゃべっておられましたよ。
日本人の話す英語なので、聞き取りやすくて、リスニングのお勉強にもなるかもしれませんね。
杉原千畝の仲間が日本の将校たちに殺された満州でのシーンで、役名イリーナという生き残った仲間の女性が、杉原千畝に向かって、”人殺し…”と小さく言います。
字幕は”人殺し…”、
聞こえてきた英語は”You did this…”
英語のセリフのまま映画を楽しめたなら、その女性の感情をより深く理解できるかもしれませんね。
英語の聞き取りも含め、知らなかった史実を知るという角度からも見て損はない映画だと思います。
さらに、
人としてどう生きるか…とか、今あるものにとらわれすぎた後の結末の悲しさ…とか、そういう角度からもとても勉強になりました。
2015年12月5日公開です