CDを聞きましょう
CDを聞く。
この、一見簡単そうなことが一番の難関。「10分だけでも毎日聞きなさい!」
な~んだ、10分。簡単簡単、と始めてみたらこの10分の長いこと、長いこと。ほんの2、3ページもテキストをめくれば、すっかり気持ちもよそへ行って、頭の中は違うことを考え出す。もう、CDの音は耳に入ってない。で、そのうち聞くのが面倒臭くなって、聞かないまま授業へ…。
CDを聞いてなくても授業は受けれますが、聞いた子と聞いていない子との差は一目瞭然。そして、この小さな積み重ねの差が1年後にはものすごい差となって現れます。
CDをよく聞いた子は、耳が育つことはもちろん、読みも上手になります。そればかりか、訳も早くなります。ただ、この効果を子どもたち自身が感じているかといえば…たぶん気付いていません。さらに先に進んだころに、歴然とした差となって現れ、やってた子はニヤリとし、やってなかった子は「あぁ、やっておけばよかった」と思うでしょう。英語の力は積み重ねられたものの結果でしかありません。毎日CDを聞く、声に出すという地道な作業をコツコツとやめることなく続けていきましょう。
音声学習は小学生だけのものではありません。中学、高校にあがっても継続しなければなりません。いえ、上の学年になればなるほど重要になってきます。