一年で結果が出る?

2020年9月9日

多くの公立中学が3年間かけて習う文法項目を、進度の早い私立中高一貫校などでは、同じ内容を2年間で終えてしまいます。
3年間かけてじっくり取り組んでもなかなか身に付かない基礎英文法。これをたった2年で詰め込むのです。受験を乗り越えた頭のよいこどもたちでも、さすがにこの進度についていくのは至難の技。2年の夏休み前の中2生の体験申し込みが多いのもうなずけます。
コアを頼って来てくれたこどもたちの英語力を上げようと先生は奮闘するのですが、「一年通っても結果がでない」と早々結論をだし退会される方がいます。
この場合の結果とは、学校の成績(=学校のテストの点数)です。
学校の成績が上がれば子どもも喜び、親御さんも喜ぶ。テスト範囲で「これ大事だから丸暗記」と指導すれば定期テストではそこそこ良い点をとらせることはできます。
けれど、中2でコアに駆け込んできたこどもたちに必要なのは「ゆるぎない英語の基礎力」です。コアの先生は常に先を見ています。高校で困らないように、社会に出てから英語を使えるように。
現状の対処ばかりでは、いつまでたっても「わかる」ようにはなりません。「わかる」感覚を手にいれない限り英語の力を伸ばすことはできません。英語学習はまだまだ続きます。早い段階でしっかり腰を据えて基礎を学び直せば、「自分で学習できる」「わかる」ようになるので、先に行くほど伸びます。
英語は単なる暗記科目ではありません。言葉の学習です。日本語との違いをしっかりと意識でき、その音声にどっぷりと浸ってこそ習得できます。
親御さんが結果をあせらず、こどもさんの学習態度の変化をしっかりと見守ってほしいと願います。