単語が読めなければ、話になりません

2020年9月9日

「英語はまず音」
「何よりも英語らしく読めることが大事」
と言っておきながら、いざ授業に入ると、
生徒のできない部分が次から次へと明るみにでる。

”あら、代名詞が全然わかってないじゃない!”
”あら、be動詞と一般動詞の違いが曖昧?!”
”あら、三単現のSが抜けてるわ!”

「きちんと教えてあげなくちゃ!」という気持ちが湧きあがり、
うっかりすると、文法説明に熱弁をふるっている自分に気づく、なんてこともある。
が、ふと我に返り生徒の表情を見ると、心ここにあらず。
目がうるんでいる…(…あぁ、きっと眠くてあくびが出たんだ…)
と、生徒を置いてきぼりにした授業を反省することも正直、ある。
文法事項の習得は学校の成績に直結するので、
ついつい気にしてしまうが、ここはぐっと我慢。
先生の我慢のしどころ、だと思う。
英語(単語、文章)を読めない子は、
まず、読めるようにすること

ここを外しては、先の伸びは期待できない。
英語が難しくなればなるほど、音のありがたさがわかる。
が、音の地道な習得が目の前のテストの成績に反映されるかというと、
音に取り組んだ量によってはされることもあるが、ほぼほぼ、先のお楽しみ…となる。
見えない先のことを信じてコツコツ音に取り組んだ者が最後に笑うのだけれど、生徒の側(親も含めて)もついつい目先の点取りにはしる。
「単語のテスト勉強で、たった20個の単語を覚えるのに1時間もかかるから、めっちゃしんどいねん。」
夏期講習にはいっている中2生が帰りがけにポロリと言ったこの言葉。
”そうだよな、読めない単語はアルファベットの記号。まるで暗号解読だよなぁ~”と、うなずきながら、
”この子にはまず音!”
との思いをもって授業をすることをあらためて自分自身に確認しました。