自分で自分の成長に気づく

2020年9月9日

コア英語教室 天満校で1クラスだけ中学生を受け持っています。
その中の生徒の一人は小6の4月から入会した子です。
のんびりしたお子さんで、そして
のんびりした親御さんで、
”通塾する”という意識が、とってもゆるい。
お休みすること多々、遅刻すること多々。
お月謝をいただいている身としては「もったいないなぁ~」と気の毒に思い、
指導する立場に立つと、少ない時間でどうやって力をつけてあげようか…と悩むのです。
欠席も遅刻もなく、まじめに宿題もこなす子の多いクラスだと、
小学高学年クラス標準で、1年で最低でも2作品はやり終えれるところですが、彼は1年で1作品がやっとでした。
だって、来ないんだもんっ!!😵😖😞😠
中学生になっても通塾の姿勢はかわらず、
塾や、部活や、学校居残などと、
まともに時間通り現れたことは皆無と言っていいほど。
さすがに、もう退塾してもらおうとお母様に申し上げましたが、
「がんばって行きます」とのことで継続。
他塾でも英語を習っていると言っていたし、やめた方が体も楽だろうに…
と思うのですが、なぜか辞めない、辞めたくない様子(笑)
たぶん…ですが、こうです。
潜在的に”英語を学ぶ”とはどういうことなのかが、わかっている!?
しかし、しかし!!
あれもこれもやることがあるのに、なにひとつ進まない!
もう、仕方ないので「コアでできることだけをやろう」と決め、授業中は、英語らしく読めるまで徹底的に声を出して読ませ、語順どおり訳す練習をつづけました。
ほんとうは問題集だってやりたいし、単語だって覚えさせたい!
が、できない!!
ということで、コアらしい学びを最低限で、できる範囲でやらせていました。
そして、中2の今、彼はどう成長したでしょうか。

今年10月の第2回英検、4級に挑戦です。
模擬テストをやってみました。
コアの生徒らしく、「長文読解」と「リスニング」で不安なく得点できていました。
というより、4級については習っていない文法事項が含まれた問題を数問、リスニングで音と意味が一致していない単語を含む問題を数問落としただけという結果でした。
限られた時間の中でやるべきこととして、音読と語順訳を選んだことは間違えではなかったと内心「ほっ」としました。
子どもの方はといえば、自分が想像していた以上にスムーズに問題が解け、それが正解だったことに驚きと喜びを隠せない様子、そう、少し興奮した様子でした。
いままでもやもやとして見えなかった自分の「英語力」がちらりと見えた瞬間です。自信にあふれたきらきらした目をしていました。
冬の第三回英検では3級に挑戦です。
本人がやる気になっている…いい傾向です。
あぁ、これできちんと授業に来てくれたら全く問題ないのですがね(^_^;)