「英語っぽい」英語(1)
最近、天満の低学年クラスのある生徒さんが英語の読みに苦労しています。…苦労というか、なにか立ち止まって「あれ?うーん…」と考えている様子です。
彼女は小学校2年生になった4月から、コア英語教室の低学年クラスに入り、現在3年生。
コアでは小学2、3年生は低学年クラスというくくりとなり、英語と日本語が併記された物語テキストで「英語らしい音」の取り込みに重きをおき指導しています。
彼女は今、3つ目の物語作品の劇発表を目前にし、自分のセリフを暗唱することに一生懸命取り組んでいます。
今までは、ただただ「CDどおりに」をなんの疑いもなくこなしてきました。
CDどおりマネをしますので、一見、「流暢」に聞こえますが、よく聞くと単語のつながりなどは意識されておらず、切れ目のわからないにょろにょろとした感じです。
が、ここへきて、自分自身で単語のつながりとCDのモデル音声との違いに気づき始めているようです。
来年の4月からは4年生となり、いよいよ、物語の翻訳活動に入ります。英文を一語一語足していきながら日本語との違いを意識し意味を理解していく活動です。
ただただ真似をして溜めてきた音の塊の中身が徐々に明らかになり、「あ、そうか!」「あ、そうか!」と発見の花が開きはじめる季節は間もなくです。
この子たちがどんなふうに大きく育っていくのか、楽しみで仕方がありません。