中学受験のため休会する小学生
小3の2月に入会したある男の子が、小5の1月で一旦退会します。かねてから、受験のための塾通いが忙しく、レッスン曜日を変更したりと調整してきましたが、受験を一年後に控え、塾も攻勢をかけてきたようで、毎日塾へ行かなくてはならなくなり、コアを退会することになりました。
入会して彼がやり終えた英語物語は
・THE SLOW-WITTED JACKAL(うすのろジャッカル)
・LITTLE RED RIDING-HOOD(赤ずきんちゃん)
・RUNPELSTILTSKIN(ランペルスティルツキン)
そして、小5の11月、退会の3か月まえから
・HANSEL AND GRETEL(ヘンゼルとグレーテル)
を、スタートさせていました。
彼は訳をするのが大好きで、昨日は、不定詞の入った文を難なく訳していました。特に”文法”に特化してやっていたわけではないのに、繰り返したくさんの英文を語順訳していくうちに、簡単な流れのものは難なく訳せるようになっていくのです。いままでは”読み(カナフリのない英文を自分ひとりで英語らしく読む)”ことが少し苦手でしたが、今日の読みは素晴らしいものでした。
ヘンゼルとグレーテルのテキストの後半、
”What did you do?”
“I’ll show you in the morning.Don’t worry and go to sleep."
生徒さんが音読した、この3行の読みがほんとうに英語らしく、この生徒さんの成長を目の当たりにした瞬間、どれほど伸びていくのだろう、と私の心はドキドキ、ワクワクしました。
あぁ、ほんと、やめてほしくな~い!
音声丸ごとを暗記しての英語っぽい英語、ではなく、意味のある単語の一語一語を、英語らしくつなげて読める感じ、意味が伝わる感じの英語の美しさでした。
受験が終わった小6の2月に、彼は戻ってきてくれます。ちょうど、中学入学前、中高一貫校の猛スピードで進む英語授業対策としては、好い時期の戻りになるでしょう。まだ未完成な中での1年抜けは少し痛いですが、この2年間にため続けた英語の音声と、前から訳し語順を確認していく訓練は中学からの英語学習の強固な土台になります。
志望校合格目指して、がんばれ。