笑ってコラえて!冒険家、高野孝子さん

2020年9月9日

数日前、たまたまついていたテレビで高野孝子さんのことを初めて知りました。
ジャーナリストの夢を持ち、早稲田大学文学部で学び、アメリカ留学も経験。日本に帰って就職活動をするも、どこか違和感を覚えていた…そんな時に、”オペレーションローリー(Operation Raleigh)※”の募集広告を目にする。

※1984年から4年間、世界各地を舞台に行われた冒険行事。各国の若者たちが旅をしながら、探検や調査、ボランティア活動などを通じて、現代では見失われた冒険精神を呼び起こし、国際的連帯感を育むことを目標としたもの。16世紀の英国の探検家ウォルター=ローリーに由来。(デジタル大辞泉より引用)

「これだ!」

と感じたものの、すでに第一期の募集は締め切られており、次の募集のために留年(実際は大学院入学)し、35倍の難関を突破して見事参加!その活動の中で彼女は、スタッフの対応に共感を覚える。
「参加者の自主性に任せ学ばせる」
その活動を経て、高野さんはジャパンタイムズに就職。念願のジャーナリストに。自分の夢であったジャーナリストの仕事も、新しい冒険の前には太刀打ちできず、あっさり退職!
なんという潔さ…かっこよすぎる!
その後、エコクラブという教育団体を設立。ミクロネシア州ヤップ島を拠点に、自然体験活動を通した教育活動を行う…その3大原則がまたシンプルですばらっしい!!
・怒らない
・指示を出さない
・世話を焼かない


どれもなかなかできない。自身の子育てで、これらをどのくらい実践できただろう…反省、だなぁ。
その後も冒険をされますが、そこにははっきりと冒険の目的というか、目的のために冒険がある、というか。「冒険=教育」というものが浮かびあがります。
タイトルで”冒険家”としておりますが、本人いわく”環境教育活動家”なのだそうです。
そしてECOPLUSの設立。その理念は、

ECOPLUSは、自然、異文化、地域社会をテーマとした体験や学びを重視しています。「自然環境で自己を試し、生命のつながりを感じること」「異文化や地域社会で新たなもの異なるものを理解し、尊重する姿勢を培うこと」を目的としています。
(ECOPLUSホームページより引用)

高野さん自身がたくさんの普通の人々との出会いの中で感じたこと、その人々との普通の生活の中で感じたこと、そして冒険を通して学んだことが現在の活動の基盤となっているようです。
タイトルで”冒険家”としておりますが、本人いわく”環境教育活動家”なのだそうです。
・怒ってばかり
・指示してばかり
・世話をやいてばかり
・超便利な世の中で暮らし
・実体験することなく
・他を尊重することなく
そう。高野さんの基盤にあるものと、今の世の中の流れは全く違います。だからこそ強くあこがれるんですね。せっかくの出会いですから、少し意識を変えていければと自分に喝を入れたところです。