人口知能が人間の能力を超える?
10年後、20年後には多くの職種でロボットが活躍し、人にしかできない仕事が少なくなる、と言われています。
あと20年で消えると予測されている仕事の中に「通訳、翻訳」の仕事がありました。なんでも、”万能翻訳機”が早くて2020年、遅くても2035年までには完成するのだとか。…とすると、私たちの仕事も危ういわけですね。英語なんて身につけなくてもよいわけですから(笑)
ですが、先のことはどうなるかわかりません。どんな時代をも自力で切り開いていけるよう、身につけられるものは一つでも多く身につけておいた方がよさそうです。
だからこそ、多くの親御さんが、「いい学校へ」「いい会社へ」を目標に早くから習い事をさせている…のですよね。
ただ、これからの時代は「単なる知識の詰め込み」だけでは厳しい世の中になりそうです。
さて、私たち人間の仕事を奪うかもしれない優秀な人口知能君、その優秀さをもって、東大へ入学できてしまうのでしょうか?!
『コンピュータが仕事を奪う』の著者、国立情報学研究所 社会共有知研究センター センター長・教授(2017.3.23時点)の新井紀子さんは、”人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」”という2010年にスタートしたプロジェクトでディレクタを務められました。
さて、その結果はいかに?!→ → → → → 東大、不合格。
代々木ゼミナールやベネッセが行った模試においては、受験者平均より高得点だったにも関わらず、結果敗退。
記憶・整理の能力は人間に勝る人口知能ですが、をれを活用する力が人間に及ばなかったようです。”臨機応変”というやつでしょうか。
さぁ、これからの私たちには何が必要になるのでしょうね。知識の詰め込みだけでは厳しい時代がやってこようとしています。「”臨機応変力”講座」なんてクラスが誕生するかもですね。習って身につくものではないと思いますが…。