中学英語はできるが高校英語はできない

2020年9月9日

英語の成績が低迷している、ある高校生に、
「中学英語からやりなおそうか」と声をかけると、
「中学の英語はできたんです。高校の英語がわけがわからんのです。」と、こたえる。
日本語に区分分けがないように、
英語にだって区分分けなどない。
『小学英語』『中学英語』『高校英語』
違うもののように言われるが、みな”英語”にかわりはない。
私たち日本人にとっては、どの段階で習うものをとっても理解しがたい部分をもっている。
「高校で習う英語のわけがわからない」のならば、中学で習った”基礎”に戻るしかない。
高校では中学で習ったやさしい基本の英文法を「深めていく学習」である。
まったくの別物を積み重ねていくわけではない。
高校での授業は”中学で習う基本的事項了解済み”という大前提で授業がスタートする。
中学の時に、定期テストでの単語暗記、長文暗記、文法事項暗記で乗り切ってきた子の中には、基礎力のついていない子が大勢いる。
コアで習うと、”英語の姿”が見えてくる。
抽象的な表現だけれど、そんな感じ。
小学英語でも中学英語でも、高校英語でもない、
英語という言葉の学習を是非小学生から始めてみましょう。