大学入試、英語民間検定活用延期
伊丹市西野教室の高校2年生の間でここ最近話題の中心だった「大学入試英語試験の民間検定活用」の件。案の定、令和2年度の実施は見送られました。早くから、その問題点などが言われていたというのに、延期の決断が随分と遅くなりました。振り回された学生、その保護者はたまったもんではありませんね。
「”英検”で受験する方が得か」「GTECで受験する方が得か」などという話題が教室でも上がっていました。英語力を計る公平な試験であるはずなのに、生徒の口から「損得」の物差しが出るとは…その不公平さ、不透明さは、はっきりと表れていました。
さて、民間試験の力を借りるという話は延期になりましたが、英語の4技能「読む・聞く・話す・書く」をバランスよく身につけ、伸ばすという文科省の方針は変わっていません。そう、生徒たちが学習してゆかなければならないことは変わっていないのです。
「英語4技能をバランスよく」とあたりまえのように言われていますが、「読む」もままならない生徒が多いという現状の中で、「聞く」も「書く」も、さらには「話す」まで一気にやっちゃおう、などという欲張りな考えは、なんともよくわからない発想です。「読む・聞く・書く」を高校終了までに徹底的に伸ばし、「話す」は大学に任せよう、というような現実的な意見を言う偉い人はいないのでしょうか、ほんと。
と、ぶつぶつ言っても始まらないので、コツコツやっていくしかありません。4技能の習得とは、「言葉として英語に向き合える」ということです。「言葉」の習得は簡単なことではありません。相当な時間を必要とします。やみくもに学習していたのでは非効率で、中学高校の6年間での習得とはいかないでしょう。そのことは、私を含め、多くのおとなが経験済みのことです。
学校の英語授業は指導要領に沿ったもので、決して「やみくも」なものではありませんが、授業時間の制限もあり「不十分」といえるかもしれません。やるべきことややりたいことを短縮、割愛せざるを得ないのでしょうが、プリントや先生の説明中心の授業だけでは、4技能すべてどころか、「読める」段階へ生徒を導くことも難しいことでしょう。
そこで、学校で不足する部分を補えるのが我々のような私塾なのです。学校と同じことをやっていては話になりません。学校でやりたくても時間を割けない、「音読」や「英語の語順についての理解」を徹底させる必要があるのです。
コア英語教室の体験レッスンでは、きっと、今まで体験したことのない学習方法を味わっていただけるでしょう。英語を好きになる、英語苦手を克服する、英語を得意科目にするために、語学としての「英語」を始めましょう。