中学校の教科書

2020年9月9日

英語が苦手になる時期、多くは中1後半から中2にはいってから。
中2に入ってから次々と新しい文法事項を習い続けるのですから、それも納得。
三省堂New Crown3年生の教科書を見ると、受動態の復習に始まり、現在完了形、第5文型、形式主語のIt、そして関係代名詞、分詞、間接疑問文で締めくくられています。
いやぁ~…こりゃ、大変だわぁ
2年生の助動詞で「?」、比較で「??」…と、黄色信号が点滅しているところに、3年生。理解しにくい文法事項がメジロ押し
これらを、英文の語順も定着していない子どもたちに立て続けに指導したなら、そりゃ、「わけわから~ん」となるでしょうよ。
伊丹西野教室の土曜日の中学生クラス。公立中学に通う3年生をお預かりしています。教科書の予習、昨日は「現在完了形」をやりました。
教科書では2課に分けて現在完了形を紹介していました。まず、”継続”用法が紹介され、次の課で”完了””経験”が紹介されていました。
まるで、3つの違うものがあるかのように感じられる3用法。
have+過去分詞が表現する概要を説明したところ、生徒から「この文は現在のことを言っているのですか」との質問。なかなかいいところに気が付きました。
同じ英文でも、文脈により、また付随する前置詞句や副詞などにより”経験”にも”継続”にもなり得るということを説明したところ、すんなりと受け入れてくれたようです。さらに英作などをすすめ、その感覚をつかんでほしいと思います。