自分で気づき、自分から学ぶ

2020年9月9日

小学生指導には、特に神経を使います。
子どもたちの様子をしっかり見ながら指導しないと、子どもたちの興味をそっちのけに授業をすすめてしまう可能性があるからです。指導者というのは、どうしても「教えたく」なってしまうからです。
単語学習にしても、やみくもに、「書きなさい」「覚えなさい」では興味もわきにくく、苦しい作業となります。
小2(または小3)の小学低学年クラスからコアに来てくれている小4の子どもたち。高学年クラスにあがると同時に単語集を持たせました。その名は、”中学単語集 Ace”。
中学生向けの単語集ですが、”初級編”のくくりは英検5級、4級程度に出てくるものも多く、今から少しずつやる価値はあります。ただし、ただただ「覚えなさい」では子どもは単語に興味をもてません。
幸い、小2(一部小3)からみんな来ているので、英語の音には慣れています。テキストに音声も付いていますので、単語の綴りを見ながら音を確認することができます。
見開き1ページ分の書く宿題を出した翌週にテストをします。見開き30個の単語から10個の単語を読み上げます。その音をもとに子どもたちは英単語を綴ります。
Sydney〔sidni〕と先生が発音した単語の子どもたちの解答を見てみましょう。
A君…sini
B君…Sidoni
C君…Sidnei
Dさん…Sidoni
誰も正解しませんでした(笑)間違いって、なかなか興味深い!
もひとつ、New Yorkも珍解答をどうぞ。
A君…Ney Yok
B君…Nou Yok
C君…Nuy Yok
Dさん…Ney Yok
解答が、ほんと興味深い!講師の”r”の発音がまずかったのか(^_^;)みごとに全員”r”抜けですね。
答え合わせは自分たちでやります。正しい綴りを自分でテスト用紙に書きます。間違いから色々なことを学びます。国名は大文字から始まることや、音のルールも。この活動から少しずつでも音と文字の関係を定着させてほしいと考えています。
ちなみに、Japanの正解率は高かったです。
まだまだ、楽しみながらの単語学習です。楽しい経験が、自ら進んでやる学びにつながっていきます。